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お盆には海に入ってはいけないと知っていましたか?

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こんにちは!カーマッチ那須塩原店です(❁´◡`❁)
8月に入り、夏らしい暑さが本格的になってきましたね。
海や川など、水辺に出かける方も多いこの季節ですが、皆さんはこんな話を聞いたことはありますか?

「お盆に海に入ってはいけない」

昔から日本では、こうした言い伝えが語り継がれてきました。
地域によっては「水の中から手が出てきて引っ張られるよ」なんて、ちょっと怖い話として耳にした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私は小さいころにおばあちゃんから「幽霊さんが仲間が欲しくて連れて行ってしまうから一人で水辺に行ってはいけないよ…」といわれていました。

今日は、この「お盆に海に入ってはいけない」という言い伝えの背景にある意味について、少しご紹介したいと思います。

お盆はご先祖様の霊が帰ってくる期間

まず、お盆というのは、仏教の教え方をもとにした日本の伝統行事の一つで、亡くなったご先祖様の霊がこの世に戻ってくる期間とされています。

地域によって差はありますが、一般的には8月13日から16日ごろまでがお盆とされ、
迎え火を焚いてご先祖様をお迎えし、送り火で再びあの世へとお見送りします。

そのためこの期間中は、家族みんなでお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたりと、
先祖への感謝の気持ちを伝える大切な時間とされています。

「海はあの世との境界」という考え方も

そんなお盆の時期に、「海に入ってはいけない」と言われるようになった理由のひとつが、
海がこの世とあの世をつなぐ場所と考えられていたから、という説です。

昔の人々は、自然の中に神さまや霊の存在を感じながら暮らしてきました。
海は広くて深く、どこまでも続いているように見えるため、
あの世への入り口、あるいは境目のようにとらえられていたとも言われています。

お盆の時期は、霊が現世に戻ってくるタイミング。
そんなときに海に入ると、「霊に引き込まれてしまう」などの言い伝えが生まれ、
人々の間に広がっていったのです。

実は、事故防止のための知恵でもある?

一方で、この言い伝えにはもうひとつ、現実的な意味もあります。
それは、お盆の時期は海や川での事故が増えやすいという点です。

例えば、以下のような要因があります:
•  クラゲが増える時期:刺されると痛みや腫れが出ることもあり、子どもや高齢の方には特に注意が必要です。
•  台風シーズンに入る:波が高くなったり、急な天候変化が起きたりすることがあります。
•  水温が下がりやすい:急に冷たい水に入ることで体調を崩すことも。

昔の人たちは、科学的な知識や天気予報がなかった分、
こうした自然の危険を身をもって感じていたのかもしれません。

そのため、「お盆に海に入ると霊に引っ張られる」という怖い話を通じて、
特に子どもや若者たちに注意を促す、いわば知恵としての言い伝えだったとも考えられています。

絶対に入ってはいけない、という決まりではありませんが…

もちろん、「お盆に海に入ってはいけない」というのは、法律や決まりではありません。
海水浴場が開いていて、安全が確認されている場所なら、
お盆期間中でも泳ぐこと自体に問題はないでしょう。

でも、「昔の人の知恵には、やっぱり意味があるなぁ」と感じることって、意外と多いですよね。

ご先祖様を敬う気持ち、
自然の力を恐れずとも、ちゃんと「わきまえる」気持ち――
そうした心の持ち方こそが、この言い伝えの本質なのかもしれません。

「お盆に海に入ってはいけない」という言い伝えには、
● ご先祖様を大切にする日本の文化
● 自然の危険から身を守る生活の知恵
――この2つの意味が込められています。

絶対に禁止されているわけではありませんが、
もし海や川に出かけるなら、天候や波の様子をよく確認し、無理のない行動を心がけることが大切です。

そして、何よりこの時期は、
日々の生活の中でつい忘れてしまいがちな「感謝の気持ち」を思い出す、
そんな時間にできたら素敵ですね!

カーマッチ那須塩原店では、
これからも地域の皆さまに寄り添うお店でありたいと思っています。
ぜひお気軽に、お店にも遊びに来てくださいね!

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